5月のとある日、川に到着した時間は15時過ぎ。どこのポイントを覗いても釣り人の姿が。入渓点に釣り下ってきたエサ釣り師の方に声を掛けてその上流へ。ポイントを絞ってイブまで待つ釣りもありだが、ハッチもあるので、やる気がある魚を見つけるべく「右往左往作戦」を決行。時間がない中で、ダクダクの汗を流しながらの不発の３往復目が終了。日も落ち入渓点から改めて川を見ていると、激流に落ち込む寸前の肩で水面が盛り上がったような？よく見ると口先だけを水面に出してエサをついばんだ後に、水面が背中に押されモコっと盛り上がる大物特有のライズが、、。しかしながら新品のリーダーをつないだり、フライを選んだりしてもたもたしていたら、そのライズは止んでしまった。
そして待つこと２０分、同じポイントでスプラッシュライズが散発で始まるが、結んでいたフライを何度投げても無反応。フライも見えにくくなり、１２番のエルモンを結んで最後の勝負に。
すぐ下の落ち込みに入られたら激流に揉まれて一貫の終わりなので、取り込みむまでの算段をしっかりしてからの２投目！「バシャッ」と飛沫が上がって、一呼吸置いて合わせを入れてっ！ドンっ！完璧っ！
掛けた瞬間に強烈な首振り、そして頭を下流に向けられてしまい、パワーに抗えず、落ち込みにドボン、、、そして岩の下に潜られた。
落ち込みは強い流れに加えて、枝やらゴミやがたまっていたようで、リーダーが絡んで魚の感触も感じられず、あっという間にゲームオーバー。大失敗。
落胆する気持ちは後回し。リーダーを回収すべくゆっくりと竿を立てると１メートル程の枝がズズズッとこちらに寄ってくる。竿を突き出しリーダーの絡まりが取れると「あれ！？」突如下流にリーダーが走る。「魚がまだついている！？」
ヌルもある。流れも強い。やばい。岩に手をつきながら、足で川底を確認しながらなんとか追いついて、強引に寄せてネットイン！でかい！
写真が撮れそうなスポットがなく、しっかり撮れた写真はこれだけ。流れもあったのですぐに逃走されてしましました。
PS：最後のやり取りでウエーダーが、、、逝った。
